意外とできる子だった、新制度エクスカーショニスト・パーク(周遊特典)
2016年10月の特典航空券発券ルール改定でストップオーバー制度が廃止され、大幅な改悪となったと言われているUAマイレージプラスですが、新制度エクスカーショニスト・パーク / Excursionist Perk(周遊特典)を上手に使う事で利用マイルの節約が出来る事に今更ながら気づきました(皆さん既にお気付きかもしれませんが)。
エクスカーショニスト・パーク(周遊特典)
「エクスカーショニスト・パーク」は、マイレージプラスが定義した1つの地域内に出発地と目的地がある場合に適用されます。
「エクスカーショニスト・パーク」とは、複数都市を周遊するご旅程に適用される無料の片道特典です。会員のお客様が3つ以上の片道特典をご予約される場合に、以下の必要条件を満たしていると、そのうち1つの片道特典にはマイルがかかりません。
- 「エクスカーショニスト・パーク」は、マイレージプラスが定義する地域において、同一地域内のご旅程ではご利用いただけません(例えば、お客様が北米から出発される場合、無料の片道特典が適用されるのは北米以外の地域となります)。
- ご旅行の出発地と帰着地は、マイレージプラスが定義した同一地域内である必要があります。
- 「エクスカーショニスト・パーク」は、マイレージプラスが定義した1つの地域内に出発地と帰着地がある場合に適用されます。
- 無料の片道特典はその対象となるフライトの前のフライトと同等またはそれ以下の客室クラスおよび特典タイプとなります。また、 2区間以上が片道特典の対象となる場合は、最初の対象区間のみが無料となります。
以上のルール説明からだと、3つの区間が連続する必要があるように思えますが、現時点(2016/12)では区間が連続する必要が有りません。
例えば、1区間目 関西ー千歳、2区間目 ニューヨーク(JFK)ーロサンゼルス(LAX)、3区間目 那覇ー関西という発券も可能という素晴らしさ(謎仕様)!
この例の場合、必要マイルは1,3区間目の5,000マイルX2=10,000マイルのみとなり、本来12,500マイルが必要な2区間目のマイルが不要となります。
1,3区間目が日本国内線でも2区間目無料が発動するとは驚きです!
さらに、エクスカーショニスト・パークには素晴らしい点があります。1区間目の客室クラスが、無料2区間目に引き継がれるのです。そうです、1区間目をビジネスクラスとすれば無料2区間目もビジネスクラス搭乗可能となるのです。無料区間を上手く使う事でお得な発券が出来そうな気がしますよね・・
という事で、試しに「ビジネスクラスで行く東南アジア周遊旅行」をプランニングしてみました。
ビジネスクラスで行く東南アジア周遊旅行(45,000マイル)
成田ージャカルタ、ジャカルターバンコク、バンコクー香港 ビジネスクラス利用で必要マイルは45,000という脅威の低コスト(香港ー福岡は別途手配が必要 HK Express等のLCC利用はどうでしょうか?)
- 成田ージャカルタ ビジネスクラス 40,000マイル
- ジャカルター香港 ビジネスクラス 0マイル
- 福岡ー羽田 5,000マイル
ANAで特典旅行発券すると、成田ージャカルタビジネスクラス往復で55,000マイル(Lシーズン)必要ですから、それに比べるとお得ですね(実用性があるかどうかは別にして)。
<香港 HKG ー福岡 FUK 別途手配>
以上、参考になれば幸いです。
皆さんの考えた、エクスカーショニスト・パークを活用したお得度大な旅程・おバカ度大な旅程が有りましたら、ぜひ教えてくださいね!